【IPO】 初値予想とBBスタンス:日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
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仮条件時点での勝手な日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の初値予想です。
まず初値予想のやり方ですが、通常のIPOの初値予想は需給を重視して行っています。具体的には、直近のIPOの初値がどれ位で付いたのかをベースに個別の要素(市場・規模・業種など)を加味しています。
インフラ投資法人もREITと同様に、配当金利回りをベースに初値予想をしています。具体的には、類似したインフラ投資法人といくつかの要素(スポンサーの格、資産の質、格付など)を中心に比較して、想定される配当金利回りを出していきます。
今回の日本再生可能エネルギーインフラ投資法人については、すでに上場しているインフラ投資法人2社と比較しました。
*日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の分配金利回りは2018年1月期予想の3,095円および2018年7月期予想の3,046円(いずれも主幹事証券ヒアリング)と仮条件に基づいて計算
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スポンサーについては、リニューアブル・ジャパンについては太陽光発電に特化した企業であるが2012年設立と歴史は浅い。特にバックとなる企業は無く、外資系証券出身者などが設立した独立系。信用力としては今一つといったところ。
タカラレーベンは東証一部上場のデベロッパー。こちらも信用力の高い大手のデベロッパーという訳ではないが、歴史もそれなりにあり、一定の事業基盤は認められる。
いちご株式会社は東証一部上場のアセットマネジメント会社。いちごグリーンインフラ投資法人の他、2つのREITのスポンサーとなっており、アセットマネジメント業務に一定の基盤がある。ただし、傘下のREITは利回りでみるとそれほど高い評価を与えられている訳ではない。
(評価:日本再生可能△、タカラレーベン○、いちごグリーン○~△)
保有資産
各社とも保有資産は太陽光発電設備。特に優劣があるかどうか判別はできなかった。
(評価:日本再生可能○、タカラレーベン○、いちごグリーン○)
格付け
格付けは第三者の目が入っているという意味と日銀の買い入れの対象になるという点で重要です。各社とも格付けは取得していません。日本再生可能エネルギーインフラ投資法人も格付けは取得しない予定。
(評価:日本再生可能△、タカラレーベン△、いちごグリーン△)
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まとめ
差がつく項目はスポンサーのみですが、各項目を総合すると、インフラ投資法人の中での位置づけは、
タカラレーベン >> いちごグリーン > 日本再生可能エネルギー
ということでいいと思います。(評価が高いほど分配金利回りは低くて良い)
これらから、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の分配金利回りを6.7%-6.8%と予想し、初値としては90,300円~91,600円と予想します。一本値としては、切りのいい91,000円を予想初値とします。ただし、引受価格が91,000円より上で決まった場合は、引受価格を予想初値とします。
BBスタンス
公募割れの可能性が高いと考えられるので、BBはパスとします。
ただし、ポイント狙いでのSBI証券でのBBのみ行います。